STIHL MS 201TC スチール チェンソー 投入

STIHL MS 201TC スチール チェンソー投入しちゃいました

トップハンドルチェンソーの定番はモチロン?小刈るコガルですが
山ではどういうわけか、小さなトップハンドルのチェンソーはメーカーは
どうであれ、全てコガルと呼んでいます・・・

樹上でも殆どデカイのぶら下げてますが、体力温存とパワーの有る物
が出てきたので 身を切る思いで買っちゃいました 

嫁にはコレが無いと仕事にならないと言い訳して

で購入にさいし、選択のポイントは

一番にパワー 

パワーと切断スピードが安全に繋がるので、パワーはとっても大事です
作業自体はある程度、枝はもちろん幹が裂けても対応できるようにポジションを
取りますが、その前に切り放してしまえるスピードが欲しいです

2番に格好の良さ・・・

コレのみです

チェンソーの重量は余り気にしません。
軽ければモチロン嬉しいですが

重量を気にしない体に作り変えればいいですから~

国産の機械も良い物があるんだろけれど、やっぱり
ハスクバーナ とスチール で天秤です

スチールは新型の201TCになっていましたし

ハスクの338 XPは不具合が多いみたいだし、近くに販売店が無いので
人生初 スチールにしました。

スチールのカタログにこんな事が書いて有ります

あるチェンソーユザーが彼の新しいチェンソーについて誇らしげに語りました
「私の車の助手席には、彼が座るのです。キチンとシートベルトと付けて。」

う~ん 解る!! このキャチフレーズに負けました・・・完全にマニアです

で、インプレションですが、パワーはコンナもんでしょう。

トップハンドルは所詮小型機ですから

バーを短くすれば、全然変わるのでしょうが。

コレ一つで何でもこなせるパワーは有りません

35CCにしては良い感じです、欲をいえば40CCにしてもうチョイ パワーが
あればもっとGOODです

しかし、国産機のような イライラは有りません、広葉樹の裂けも余り気にせず
刃を入れて行けます

バーは取り合えず 40センチをつけて貰いましたが、樹上で使いにくいことは無いですね
僕は割りと身長もあるので問題なし

 

 

欠点が2つ

燃料タンクが小さく直ぐにガス欠になる、これは面倒くさい。

チェンオイルは一杯入るのに、なぜ? 新型エンジンで燃費20パーセントアップと
カタログにはありましたが、ガンガン回すとあっという間「使い方にもよりますね・・・」

もう1つブレーキカバーのチェーン側に樹脂製の押さえが付いているのですが
こいつの幅が狭く、チェーンを抑えてしまっていて低速ではチェーンが軽く回ら無い
わざとなのか?不良品なのか?は解りませんが、樹脂製ですのでそのうち削れてしまうので様子をみてみよう

 

しかし、トップハンドルはやっぱり危ないです、安全に使います

トップハンドルは片手作業が多いですので、左手の動きに常時注意していないといけません

また、小型機と油断して注意力が落ちてしまう・・・小さい奴程怖いのですよ 何でも。。

白山神社 御神木伐採 ティンバー!! 倒れるぞ==”大径木伐採 動画”

いよいよ倒れます==

アップの順序がバラバラになってしまいました
ハイビジョン版でしたので、当方の環境では時間が掛かりすぎてしまい

暇を見て今後はアップします

一番見たかったのが、倒れるところだと想いましたので、

マニアックな映像はいつかアップします

前回からの続きです、え~っと 多分 右側に刃を入れて後ろを少し残しておいて
左のツルの最終調整しているところで、下に移動しました。

スムーズに刃が入っていたので、後ろを残しておいた部分をチョコンと放して
あげれば、倒れだすところまで来ましたので、

最後の方で ”ぎゅ”と音がする所が在りますがコレが合図です

また倒れるとき起こす 雷の様な”音”が特徴で
天然木の伐採現場では、谷中に大きな 雷のような音が一日中鳴り響いて
いました

多くのギャラリーに見られながらの作業でしたが、ほっとした笑顔が
”ゴリラ”みたいで良い感じです

天然木の伐採の醍醐味は 巨木伐採に立ち向かう緊張感、また市場的価値や
価格の高さから、下手な伐採士は伐る事が出来ません、技術的には選ばれし者達です

天然木自体が非常に希少になった今

技術のみならず人柄も重視され、いくら技術が優れていても
人柄も伴わないといけません

木を切ることに ヤリガイを感じている者にとって大径木になればナルホド
伐ってみたい物?だと思います。

この行為を環境破壊や自然破壊と一緒に考える
単純な人もいますが、木こりであれば 伐ってみたい事でしょう 

木を切り刻んでいる人間がこんな事を言うのはおかしな事ですが

このような巨木がそびえる森がまた、いつの日か復活する事を願います。

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採 1

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採2

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採3

天然木曽ヒノキ 伐採作業 動画(終盤)

天然木曽ヒノキ 伐採作業 動画(終盤)

いきなり、終盤ですが、はじめも追加していきます。

受け口、画面右から攻め込んで、すでに終盤 後ろのツルを残しつつ左側の処理をしています、

軽い感じでチェンソーを抜き差しして簡単そうに見えちゃいますが、中々緊張するもの
ですよ。

ラスト 近いです。

いよいよ 最終回 巨木が倒れます 白山神社 御神木伐採 ティンバー!!

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採3

長野県木曽郡南木曽町与川 白山神社のご神木伐採3

前回 御神木 伐採2

ツルの調整も終わり、最後に追い口を詰めていき、抜倒になります。
ココからビデオに切り替えましたので、倒れていく瞬間の画像が
有りませんが後日”動画”でアップします。

倒れる瞬間はこちら

最後の詰めですが、左を攻めきり、右側を攻めて倒した感じです。
今度聞いておきますが、多分後ろのツルを最終的に切り離したのでは
ないでしょうか?

こうする事により、気持ち的にはココだけ放せば今回のヒノキなら
自然に倒れるはずでしたので、一安心という状態です。

で、倒れる感じを掴みながらこの時点で仮に繋がっている部分があったとしても刃を充ててあげれば問題ないので

倒れた後の切り株です。

真ん中には腐りが入っていますが、想定内ですコレ位ですんでよい方ではないでしょうか?

刃を入れてから、約10分 あまり褒めたくないですが クールに決めてくれました!
お見事です:認めたくは無いですが

ココまでスマートに伐る事が出来るのは日本中探してもこの男しか居ないと思います 

おそらく、地上における伐採技術は日本で3本の指に入るでしょう!

この男の伐採技術を今後の若い衆が越えて行く事を願っています。超えて行かないと

データ収集の為皆さんで計測しています。今後の教材として貴重なデータです。

一方では、切り株には興味も無く、今後いかに材木として加工するか伐った木に駆け寄る、オヤジの姿とのギャップがとても良い感じです。

後日 動画アップいたします。

最後に、貴重な機会に快く立ち合わせていただきました、株式会社勝野木材
ならびに与川 白山神社の氏子の皆様 以前と変わらず暖かい声を掛けていただきました皆さんに感謝いたします!! 

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採2

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採2

前回 御神木伐採1

与川の皆さんのリクエストも有り、珍しく連投します!!

いや、僕も愛知県に戻って以来の久しぶりに皆さんにお声を掛けて頂き、古巣に戻った気分でリフレッシュできました、懐かしい顔ぶれが揃い良い日と
なりましたので、

南木曽の町の皆さんや勝野の若い衆に向けて、
ほんの少しの恩返しですが、この後は”動画”もアップしていきます。

余りの木曽ヒノキの太さにランヤードを足しての控えのセット
(注:今回は作業時間等を重視しています、ツリークライミング、アーボリストの視点からでは無く”木こり”としての作業です)

この太さの幹をランヤードとスパイクだけで木登りするのは、ある意味
スペシャルです。(僕も出来ないかも・・・)

控えはチルホールに連結しておいて、テンションを掛け保護施設(建物、ギャラリー)方向へ倒れるのを防いでいます。

では、切り倒します、営林署(森林管理局)若い衆や町の皆さんに囲まれながら、ちょっとやりにくそうですがイベントですので我慢して受け口から入れていきます。

今日はズボンもヘルメットの綺麗なのを付けています!!(馬子にも衣装って奴です)

このように、チェンソー作業には怪我は付き物です、少しでもリスクをなくす為、チェンソーズボン等、保護具の必要性はこんな山奥でもトップに立つ企業の人間から導入していてさすが、ヤマカ木材です、

この後ちょっと財政的に余裕が出たときに多分”支給”してくれる事でしょう(笑)

 

受け口から、中心部分に刃を入れてヒノキの芯の部分が抜けない様に切れ込みを先に
入れておきます。この時中心部分がシッカリ詰まっているか、腐りが入っているかは
刃の感覚で解ります、コレだけ大きな木曽ヒノキで腐りが入ってない木は殆ど無い事です

今回も少しばかりの穴がありました。

このように刃を差し込んでおけば、長いバーを使わなくても回りから攻め込む事ができます

 

勿論この後 材木となりますので少しでも長く取る為に、地面ギリギリで追い口を左右から入れていきます、ツル(蝶つがいの役目と最後まで木を立てておく役割)を調整しながら慎重に素早く刃を入れています。

このツルの調整が最終的な抜倒方向を確定する為、非常に重要で、大きく残せば倒れないし詰めすぎれば、想定外の方向に倒れてしまったり、横の部分を大きく傷を残してしまうので熟練度がいるところ、

コンナ巨木が在らぬ方向へ倒れだしたら、大惨事じです

でも昔の爺様達は、切り倒した後を人に見せないために綺麗にカットして秘密にしていたりしたようで、中々教える事はしなかったそうでした、今回は全部見せちゃいます

 

最終的に、横が千切れないようにツル調整

御神木伐採3

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採 1

南木曽町 与川 白山神社 ご神木伐採

愛知県 東海市から約2時間

朝早くから、木曽郡南木曽町与川の白山神社には多くの人が集まっていました

神社のご神木と言う事で、今まで生き延びてきましたが、ご苦労様でした。

 

数年前から上部の葉が枯れ始めたのをキッカケに、まだ健康のうちに
伐採してお役に立ってもらおうと言う事でした。

枯れ木になってからでは、何ともなりませんので、惜しまれながらの伐採です。

しかし、綺麗な木曽ヒノキです胸高で約4メートルもありました

もう! こんな立派な木曽ヒノキは木曽谷中探しても見つからないでしょう!!
そう思わせる綺麗で素性の良い木でした

日当たりの良いところにあるので、樹高もあり天然木によくある、ずんぐりむっくり
な立ち姿では無く、すらーっとして見とれてしまいました。

この与川の白山神社には天然記念物の杉の巨木も有り、樹種こそ違いますが
伐採する木曽ヒノキも間違いなく同じ時を生きてきたのでしょう

伐採の当日は氏子の皆さん、町の皆さんまたまた、森林局の皆さん等で数十人の
ギャラリーが集まりました。

森林局の皆さんも勉強をとの事、天然木の伐採自体も今はごくわずかですので
気持ちはわかります。

日も高くなり、暖かくなったところで作業に入ります。
本日の杣(そま)伐採士はヤマカ木材の高須直樹です。

社の直ぐ脇ですので、念のため少し上から控えをとっておきます、
万が一の為です、この一手間で安心感がぐっと違ってきますので、重要です

中間地点で控えを取る為、少し登ってセットしていきます。
しかし、太い!! 人間が小さく見えます、こう見えても身長は175センチアップの人間が小人のようです。

御神木 伐採 2