屋根に被さった樹木の伐採 「海に向かって伐れ」

屋根に被さった樹木の伐採 「海に向かって伐れ」

愛知県幡豆郡 伐採作業

愛知県幡豆郡 伐採作業

愛知県幡豆郡吉良町 吉良上野介 吉良 義央の領國 

まっ旗本だから、名前ばかりの領主ですので、地元のつながりは?ですが
とりあえず、ネームバリューは全国区 そういう意味では良いのかな

そんな、海辺の傾斜地で住居に被さった樹木の伐採作業です

家に被さった樹木の伐採撤去

家に被さった樹木の伐採撤去

海辺の山地に張り付いた傾斜地ですので、景色は最高=しかも海風は、入り江
状態の現場の御蔭で、ここだけは風が入ってこず助かりました

眼下には吉良のワイキキビーチを一望できます、前は伊良湖岬、東は知多半島

で、現場状況 海からの駆け上がりに住居 その上周りに竹と樹木の交合林
いつもの如く竹をさける為、樹高は伸びて伸びて上枝が住居に被さった状態

傾斜木 伐採撤去

傾斜木 伐採撤去

ラフターも入れれません

竹はどうにでも処理できますが、樹木達はヒョロ長で傾斜木と・・・悪条件
もっと太けりゃ楽なんですが、下から登るだけでも こりゃーキツイです

というわけで、めんどくさいけどロープでアクセスすることに・・・
ガツガツ登りこんだ方が早いのですが、条件が悪い

しかもコノ傾斜・・・

クライミング ON

クライミング ON

しかも住居の真後ですので、大きくは伐れませんし転がって家を壊す事も
ありますから、リギング処理で

住居横は電線にかかってしまうので、こちらも処理、こちらは枝の張り出しが
大きく他の枝やら幹やら干渉し合ってて、さらに蔓が巻き巻きだし・・・
枝の先っぽまで行かないとイケナイ ふっ~

小さく刻んでもカットしても蔓にぶら下がって、電線に飛んでいく可能性一杯
蔓なんて、大嫌いだっ~て叫んでも、落ちてくれない、当たり前だけど

蔓を処理するのがまた、一苦労

そんなコンナですが、処理していきます。

しかし、細い傾斜木 やっかいです、上部までアクセスしても樹上に上がるまで
結構めんどくさい、得意の力技?で取り付いて、カットです

クライミング  アーボリストじゃなくて伐採師ですが

クライミング  アーボリストじゃなくて伐採師ですが

海側はスッコーンと落ちていますから、海の上を登っている感じで、良い気分
でも支点が細いので、リギング時にはこれでもかっ!って程振られますが、最初から
準備してたら、同って事無いんのですが、幹が細いだけに僕でも、やっぱりビビリます

幹の細いのとリギングの送り出しが少し遅く、久々に振り子状態になっちゃいました・・・
振り飛ばされる事は無いですが、一瞬顔が引きつり状態

細いし傾いてるし

細いし傾いてるし

大丈夫か~の声に だ・い・じょう・ぶー(冷静を装い:本当はちょっとムっとしつつ)
一気に下まで、頭つけてって 言ってたのに・・・つぎは上手くコナシマシタノデ良しとしますが

急ピッチでの伐採作業に精も根も尽き果てて・・・次の日は ふっ~ふっ~ 言いながら
の作業です、まっちゃんが ふっ~ふっ~ 言うの珍しいな!なーんて言われてしまいましたが

夕方までには処理終了、しばし地面で大の字です

吊り伐りor吊られ切り

吊り伐りor吊られ切り

頑張った証拠です。何とか危険木を処理し、ゴミ片付け、こっちも大変ですが単純作業
ですので、淡々とこなせば良いのです(^^v

最後に雨戸樋の掃除をして、無事元請けさんからOKサインです。

傾斜木 処理終了

傾斜木 処理終了

今回も多くの人に元気を頂きながら、楽しく気持ちよく作業させて頂けました。コチラの
家のばーちゃんからは、毎日 大根やらジャガイモやら金柑やら・・・貢物をたくさん頂いたし

ばーちゃん 長生きしてな~

元請けさんからも、今までの人達とは全く違う、綺麗で早いと褒めて頂き、楽しい作業と
なりました、普段あまり褒められないから、褒められるのって大変嬉しゅうございます

また困ったヤツはおきがるに相談して下さいね~

天候も安定していて、事故無く終えてほっと一息です、こんなんばっかりですが

ココで一句

「木伐りがね これがオイラの 生きる道」 おそまつ

無事終了~祝砲、ボッカ~ン

無事終了~祝砲、ボッカ~ン

また、お会いしましょう~ 

オーバーハング(太い傾斜木)を切る

オーバーハング(太い傾斜木)を切る

大計の傾斜木を伐る、疲れますし神経も使いますよね

先日、お手上げなので至急来て欲しいとの事で現場に行ったのですが
ちょっとした義理もあっての、作業です。

樹種はエノキで強剪定の途中、

昔その木の前まで海が来ていて、この木を目印に船が帰って来たと云われる
胸高5メートル程の立派な木なんですが、落葉の掃除が多いのと四方に伸びた枝が
近所の家の上まで広がってしまい、惜しまれつつの剪定作業

昔ながらの家が多い中ですので、高所作業車は勿論居ません・・・と
いうか大きなラフターなら届くのですが、色々と訳有りで

ま~完全お手上げ状態でのお呼びですので、ある程度は覚悟して行ったのですが
殆ど支点が取れない状態になっていて、さらにオーバーハング下は民家で
さらに、横にはお宮さんも有ります。

自分の受け仕事なら、何が何でもクレーンを入れての作業なんですが

ま~義理も有るしと言う事で。
しかし、支点が無いのには正直、泣き言を言いそうでしたが良い勉強になりました。

剪定対象は、殆ど大きな傾斜枝で、しかも上から長いバーで届かないから下に回りこんで
から攻めるしかなく、屋根との距離も近いのでスリングの長さもラインの高さもギリギリ
、一気に落としたいけど太いので重量も有り、小さく刻んで分けないと屋根に大穴空けそう

やばいやばい

そして、オバーヘッドキック状態でチェンソーを回して腰が砕けそうでした。
ある意味貴重な経験させていただきました、皆が見ているのと
助っ人だからやりましたが・・・普通はやりません

しかしやっぱり道具だね

オーバーハングは残念ながら、安全帯とヤンヤードでは太刀打出来ない?
と思う自分は出来ないので
でもアーボリスト用の道具を使いこなせれば、無敵になれる気がするが
大体、売ってるところが日本には全然ないし、そこが問題なんだよ