岐阜県七宗町 白山神社 タブノキ大木 伐採作業
この緊張感がたまらないんだけど。
朱色に輝く大きな夕日が鈴鹿山脈に消え入るころ田植えの準備に入った田んぼからせわしなく蛙の声が聞こえる季節になってきました、巷ではゴールデンウィークの真っ最中ですが。
僕たち、私たちは…ゴールデンウィーク 仕事です 劇凹み ちぃっ
祭日の連休に仕事しますかっちゅうの、半年前から楽しみにしていた、新潟への遠征釣行ですよ、寝袋も、その日の為に買い替えたのですよ。
去年は出発が遅かったんで、前日の夜中から出発しようと既に計画していたのですよ。車のタイヤも新品に交換したんですよ。
爆釣ポイントまで快適に到着できるように船外機もチューンナップしたんですよ。
あっ~
儚く海の藻屑と消えました
あっ~
時間を気にする事も無く、釣りができる超貴重な時間が、女子大学生もいない寂しいキャンパスでユーカリの伐採ですと、コアラに食ってもらえっちゅうの、たくっ あ~仕事したく無い~
永遠と愚痴が続きそうですので切り替えます。
えっ~
岐阜県は七宗町でしたね、特筆すべき観光地もない普通の山の町であります、日本最古の石博物館なるバブル期に建てられたと思われる、奇異な施設が道の駅と隣接しておりますが、勿論スルーです、意味が分かんないし
というような山間の長閑な町です、良い処ですよ、七宗=白川=下呂と登っていく飛騨川の傍に鎮座します、村中神社でございます。半年程まえに白川の木こりの熊五郎さんから、ちょっとよ~俺には伐れんからって言われてよぉ~てお電話、ほんじゃ まっ 見に行きますわって何時もの軽いノリで片道100㌔ほどの道のりを走って見に行ったんですが…
デカイのね、それに樹種が分からんし、小さな村中神社の社のせいか、左右の樹木の大きさが更に際立ってますし、山を背面に向かって右が大杉・樹高45メートル程、胸高の幹回りで6,5メートル程、左が樹種不明のカナギ・樹高35メートル程、胸高の幹回り4,7メートル後から此れがタブノキだと分かりましたが、そのタブノキを伐採するとの事、村の人から言わせるに年々谷川に傾いてきている気がするとの事、万が一下に有る神楽殿を潰すと困るので、伐り時とのご判断、まー林業も盛んな地域がらですし、その人達の判断で有れば間違いないでしょう、此れが町中に立っていた物なら、なんで伐るんだとか、保護しろだとか、偽善じみた言葉が飛び交ったのは間違いないですし、実際、此れほどのタブノキは中々無いようでしたし、オイラ達は作業者ですので、伐れと言われればその任務を全うするのみであります。
パっと見なんてこと無いと思ったんですが、やっぱりデカイのは気を使いますし、心と体の疲労度も増しますね、処理にはコンマ5のユンボを山の衆らしく、軽い感じで階段を此れくらいはOKでしょ程度に登って来てくれましたし、山の衆やっぱりやり易い
樹高が35メートル程になると下から見上げて目からの入力される感覚と、実際に登りこんで確認した情報が合わないのが通例で、今回の下からの距離、大きさ、重量、と降りてくる大きさ、重量が全く狂うそんな感じです、慣れているオイラ達でも。
でも小さい木でも大きい木でも基本は一緒、実際全く別なんだけど、そういう事にしておきますが、基本作業を忠実にコナシテいけば伐れるんですが、実際は伐れないですが。
初日の負けは北やんに、ジャンケン弱すぎだし、ジャンケンに負けた人がトップで登り樹上作業です、10連敗しても誰も変ってはくれません。
作業は順調に緊張感もあり良い感じで進んでいきます、オイラの予測作業時間とそんなに変わらず、順調ですちょっとのトラブルで、大木作業は半日ぐらいあっという間に飛んでしまいますから、良い感じで伐り下がってきました、二日目はゆうじで、こちらも順調に伐り下がってきました、枝葉は殆ど取り除き後は、太い幹を切り下げてくるんですが、ジャンケンには負けてはいませんが、まー何も触らずに現場を出れませんから、オイラが最終的に倒せる高さまで切下げます。
まー他の衆より多少経験値が多いとはいえ、太く見えるんだろうな、実際太いけど…
画像では割と立っているように見えますが、実物は谷川に前傾姿勢の木で伐りにくいんですよ、真っ直ぐ立っていればどんなに太かろうが簡単ですし、まー違いの分かる人しかわからない話ですが、というわけで、皆様に支えて頂きつつ無事終了です。
せいさん、熊五郎さんは見てただけだけど、ありがとうございました、コンテツ、蓬餅と優しい山の幸と差し入れに感謝致します。
心の声:俺がその年齢で指示されたら、絶対伐ってるよ、むしろ志願してたし、機会はそんなに自分の元に転がっては来ないよ、機会が有ればガッツリ掴むそれが、成長の早道だと思うけどな、俺達の領域に達するには技術より精神かもしれないな、精神は時に肉体を凌駕するものだよ。
オイラの精神は既に吊り伐りより釣りですが…
技術の無い奴に俺が声なんて掛ける訳ないだろうが、違うか?