デカイ 巨木 木曽ヒノキを伐る ”見物に行きます”

デカイ・巨木の木曽ヒノキ伐るみたいです!!

今のところ、場所は内緒です

山の友人から℡があり、デカイ木曽ヒノキを伐るから見に来る?とお誘い

コヤツ、僕が修行させて頂いていたヤマカ木材の部長なんですが、いわゆる
エースって奴です、頭は ツルツルッースですが、ぷっ

さらに、友人だけに認めたくは無いですが、地上伐採作業に関しては私の知る限りでは、日本一の技術の持ち主だと思います。(表に出ることは無いと思いますが)

で、日本には色んな林業があると思いますが、この会社が
素材生産に関しては、いろんな意味でナンバー1では? 

そして、やや興奮した声で 久々にデカイのヤルから”暇”?っと
しかも電話掛けて来る位ですから

コヤツがデカイというからには、デカイのです、僕らは巨木や高木等
は見飽きていて、解りやすく言うと伊勢神宮等の杉の木位ないと、心に
響かない、ある意味ジャンキーです。

しかも、険しい場所に生きている巨木しか心躍らないし

その対象木の近くには、胴回り8Mほどの 杉の木もありますが、流石に
木曽ヒノキですので、それ程大きくは無いが、もうこの先こんなヒノキ伐る事は無いかもしれないので、見においでと誘ってくれました。

ただでさえ、天然木を伐る事も少なくなったこの時代、とっても貴重で
勉強になる。

教材としても絶対映像として残しておくべきだ

こういう巨木に刃を入れるときの緊張感、伐った事がある人にしか解んないだろうけど

何だか山の中でから、何処に倒してもいい様に思う人も
いるだろうけど、そんなんじゃ~無いんですが(コレはもう解る人にしか
理解できないだろうけど)ま~仮に何処でも倒してもいいよって事でも、
威圧感や緊張感は半端無い!!

ドキドキしてきた・・・

で、広葉樹のデカイ木の代表は楠の木でしょうが、場所にも勿論寄りますが
横広がりで、足場も枝もあり支点も沢山取れて意外と○○なんですが、

檜等の針葉樹は一本立ちですから、ラフター等が無いと意外と面倒だし
山の中ですので、勿論そんなもの無いです

今回は材木として搬出すると言う事で樹上で裁寸してカット、しかも デカイ
超A級作業です。

しかも道も無いので、吊り上げるといっていたが、架線を入れるのか?

架線設置後なら、安心ですが

仮に架線作業なら、大体は想像できるが、コレをアーボリカルチャー的システムに変更する事が果たして出来るのか、ま~出来るのだろうが、自信をもって
システムを作る事の出来る人が日本に要るかは、現時点ではイササカ疑問だ

仕事としての採算性も絡めると、今のところ既存のシステムの方が有利だし
作業者の熟練度も高いから、安全に作業を遂行出来るはず

ま~どちらにしても、デカイというのだから、楽しみです。

勿論、樹上の作業もあるのですが、見物人として
ビデオに収めてこようと思います。

最前線はこうですよ!!と

オーバーハング(太い傾斜木)を切る

オーバーハング(太い傾斜木)を切る

大計の傾斜木を伐る、疲れますし神経も使いますよね

先日、お手上げなので至急来て欲しいとの事で現場に行ったのですが
ちょっとした義理もあっての、作業です。

樹種はエノキで強剪定の途中、

昔その木の前まで海が来ていて、この木を目印に船が帰って来たと云われる
胸高5メートル程の立派な木なんですが、落葉の掃除が多いのと四方に伸びた枝が
近所の家の上まで広がってしまい、惜しまれつつの剪定作業

昔ながらの家が多い中ですので、高所作業車は勿論居ません・・・と
いうか大きなラフターなら届くのですが、色々と訳有りで

ま~完全お手上げ状態でのお呼びですので、ある程度は覚悟して行ったのですが
殆ど支点が取れない状態になっていて、さらにオーバーハング下は民家で
さらに、横にはお宮さんも有ります。

自分の受け仕事なら、何が何でもクレーンを入れての作業なんですが

ま~義理も有るしと言う事で。
しかし、支点が無いのには正直、泣き言を言いそうでしたが良い勉強になりました。

剪定対象は、殆ど大きな傾斜枝で、しかも上から長いバーで届かないから下に回りこんで
から攻めるしかなく、屋根との距離も近いのでスリングの長さもラインの高さもギリギリ
、一気に落としたいけど太いので重量も有り、小さく刻んで分けないと屋根に大穴空けそう

やばいやばい

そして、オバーヘッドキック状態でチェンソーを回して腰が砕けそうでした。
ある意味貴重な経験させていただきました、皆が見ているのと
助っ人だからやりましたが・・・普通はやりません

しかしやっぱり道具だね

オーバーハングは残念ながら、安全帯とヤンヤードでは太刀打出来ない?
と思う自分は出来ないので
でもアーボリスト用の道具を使いこなせれば、無敵になれる気がするが
大体、売ってるところが日本には全然ないし、そこが問題なんだよ

 

樹上で大計木を裁寸し適切にカットする伐採技術とは何か?

樹上で大計木を裁寸し適切にカットする伐採技術とは何か?

長いバー使えよって話ですが、最終的には。

樹上伐採で大きな幹をカットする為の技術とは何なのか

ラフターやクレーン等で吊るしてくれているなら、何とでもなるが
大計木を樹上でカットしていくには生半可な技術では追いつかない、
僕を含めて、チェンソーバーの半分位しか届かない幹をカットするのは
骨の折れる作業に違いない。

長いバーを使えば楽に切る事も出来るが、流石に
樹上伐採では、考えてしまう
幹を切り離す事は、大体のことは経験して来たつもりだが、今回はちょっと
時間が掛かってしまった。
大体、コチラでカットしていけばOKな現場が多い中、樹上で決められた
長さにカット、しかもクレーンも無しときてしまった。

地上では、余程条件が悪くなければ24インチのバーで対外の物は切り離す
(綺麗に切り倒すので無く)事が出来るのだが、樹上では大変な作業になる。
 長いバー使えよ。

・幹周りをクルクル回るのが、結構大変
 

・上記の為に受け口をガッツリ空ける事が出来ない(未熟さから)
 長いバー使えよって話です
 また多少の傾斜木や変形木なら良いが、バーを食われる可能性が極めて強い
 アンカーの高いうちに、開けとけって話だな:中々そうもいかないが

 ガッツリ開けないと突っ込みが甘くなり追い口が届かない
 長いバー使えよって話ですが。コレも
・平衡感覚が鈍ってくる(疲れと緊張からか)
 意外とこの事が大きく、地上なら右と左から合わせる事も容易なのだが
 (コレも未熟だから)

結論は樹上で長いバーでも安定するポジションをいかに作りだすか!!なんですが

短いバーで大計木を伐る、自己満足の世界ですが、まだまだ修行が足りませんです。