神社の巨木伐採の為にクレーンを入れるのに大工事ですか!!

神社の巨木伐採の為にクレーンを入れるのに大工事ですか!!

見て驚いちゃいました

神社の枯れ木の処理にクレーンを使うのは別に普通ですが
大きいな車両が入れない為に、道をつけるのにワザワザ大工事
それも、橋を架け替え入り口を拡張し、枯れ枝切るのに
いったい幾ら位使ったんだろう?
しかも、こんな大きな木切りました=大工事でしたと
かなりご満悦の様子です。
現場を見てないので、推測ですが、対称木自体は大きな
神社と言う事で、確かに立派ですがクレーンが無くても
切れるでしょ~的な木ですよ。ていうか~クレーン無しでも
何とか伐るのが、特殊伐採です==
いわゆる、アーボリスト的仕掛けや既存の仕掛け等で
切れるものを大工事にしちゃって
ま~一般の人が木を切ること自体あまり無い事だから
しょうがないですが、大きな造園屋さんでコノ調子とは
ビックリ仰天、確信犯だな
伐採だけよりお金取れるしね~
違う意味で ”段取り八部仕事二部”だなこりゃ
しかし、幾ら費用が掛かったのか、知りたいよ

伐採道具は何処で買う

伐採道具は何処で買う
伐採の仕事にもそれなりに多くの道具が必要なんですが
愛知県では道具を揃えるのにも一苦労です

長野県であれば、街中にも山の道具を扱っているお店が沢山
あったので、何にも困る事はなかったが、買い物するのにスーパーにスパイク足袋で
ガシガシ入っていけます、長野県は・・・

でも地域がら名古屋となると、チェンソーを探すのにも一苦労。

樹上伐採で使うトップハンドルのチェンソーを買おう思い
探したら、名古屋市内に一件 STIHL を扱う店がありました。名古屋市天白区にありました。
ハスクが馴染みがあるので、出来ればハスクが良かったが
対象機種が無い・・・ので
日本製も優秀なのですが、見た目のカッコよさが僕は大事ですから
ホームセンター等ども売っていますがはプロ機ではなく、DIY用
の物が殆どで、パワーと切れのよさが安全にも関わりますので仕事用はプロ機で無いと怖いです

ホームセンターで注文でも変えるみたいだけど(買った事は無いので)
修理やメンテナンスの事を考えると、躊躇してしまう。

メンテや修理の必要のない小物等はネットで買えて便利なんだけど

ツリークライミング、アーボリストの道具はもっぱら個人輸入で購入しています。大体 国内での扱いが殆どないし

僕はこの店で⇒ http://www.honeybros.com/ ホームページも自動翻訳が標準で

日本のサイトと変わりなく購入する事が出来ます、マニアな道具はありませんが、僕はココで十分

です。

しかし、チェンソーなんかは、キャブレーター等の調整や消耗品のパーツが必要になるときもなるので、
素人にはちょと難しいんです。なのでキチンと対面で対応してくれる所を確保しておく必要があります。

っていうか何度もやってみた事有りますが上手くいったことが無いんです
(土下手なんです、キャブの調整は・・・)ドンドンと悪い方に進んでいく
また、消耗品のエアフィルターやオイルも行きつけの店があれば、
気楽に取ってもらえるし
今の世の中なんでもかんでも安ければ良いみたいな感じもするが
目に見えないサービスも考え、多少高くても(全然お金無いですが・・・)
近くの店で道具は買いましょうよ。

 

”ガシガシ”木に登りますよ、早いから

”ガシガシ”木に登りますよ、早いから

樹上伐採においては、木の上に登りチェーンソーで枝や
幹を切り落とす作業が必ず要るわけですよ

庭師さん等の剪定は基本的にハシゴの届く範囲で”ちょきちょき”
としてその庭木をキレイにしてあげるのが仕事ですから、木に傷が
ついたら、大変だと思います。

しかし、僕らの伐採作業は基本的に切り倒して、処分するということですから
木に登るのに、その幹に多少の傷が付いても、一向に構いませんので
登るときは、鉄の爪を足に付けて”ガシガシ”上っていきます、

昔は鍛冶屋さんが作ってくれた物を使用していましたが、今は昇柱器(クライミングスパー:スパイク)といわれる器具です

この昇柱器は数センチの鉄の爪を幹に食い込ませて、落ちないようにするものですから
多少幹に傷は出来ますが、思ったより深くはありません、仮に枝だけ切るのしても
コレ位の傷で枯れてしまう木なんて、殆ど無いと思います

スパイクの数は僕の知っている範囲では1本・3本・4本と
あります

本数が多くなるにつれ、当然ながら一本に掛かる体重が低くなり
食い込みが浅くなります

ヒノキ等の針葉樹はそれでも作業者自体を支える事が出来ますし
こちらの、4本爪の場合は幹に付く傷は浅い

広葉樹の場合は幹が硬く、スパイクの食い込みを深くする為に1本爪を使用するのが
作業性がよい

また、4本爪は枝先を移動する事が出来ない(スパイクが邪魔)ので、枝先への移動が通常の樹上作業では
必要だと思いますから、スパイクが邪魔にならない1本が有効

勿論、アーボリスト用のツリークライミングもとても良いシステムですが、日本の
殆どの現場では、このシステムを組んでいるうちに、作業は終わってしまう事もあり
早く仕事を終える事は、自分にもお客様にも必要な事ですので。

勿論、どちらが”より安全化か?”と聞かれたら ロープを使ったほうがと言いますが
その分、時間が掛かる=費用も掛かる から その分料金上げてもお客さんが納得してくれれば問題ないのですが・・・

 

特殊伐採や樹上の伐採に入って行く”入り口”が人により
それぞれです、土木関係、造園関係、林業関係、etc

それぞれの作業方法があったからこそ、アーボリスト達の技術の向上が
あるわけで、色々考えれば良いんじゃないでしょうか?

安全第一で人それぞれ作業しましょうね。

松枯れの原因が松くい虫である?

松枯れの原因が松くい虫である?

じつは、違うらしい・・・僕も勉強不足でした

”マツノザイゼンチュウ”や”マツノマダラカミキリ”が原因の事も あるようですが、

違うらしいです。

農薬の空中散布自体の効果は自問がありましたが、お役所が一旦コレだ!! と決め付けると、もう後戻りは出来ないと言う事でしょうが

僕自体は枯れたのを切る!!のが仕事ですので、その前のことはどうでも言いと いえばどうでもいいのですが、立派な松の木の赤く枯れた姿を見るのは やっぱり忍びない。

仮に、幹の中の虫が原因として、

アンプルや空中から薬剤を撒いても 大きな木に効くのか疑問でしたが 詳しくはコチラをみて⇒http://ebs-saien.com/genin.html

ヘリコプターで伐採も可能ですよ。

ヘリコプターでの伐採、吊り出し
街中では余り関係ないのですが、たまたま
ヘリコプターを使っての集材の話をしていたので
(以下:ヘリ集材)

街中でやるとおもしろいなっと思ったりして

高木の伐採等で街中で大きなクレーンを使って木を切る事は
良くあるが、流石に街中でヘリを飛ばしているのは見た事が無い
法律的や安全面でダメかもしれないが

ヘリの利点はやはりその機動性だろう、どんな場所でも空さえ
空いていれば吊り出していける。

また、皆が考えているより、ピンポイントで吊り出して行くので
周りの材を痛める事も少ないし

大きな街中では、無理だろうが、ちょっと田舎の神社の
巨木や名古屋なら熱田神宮とかなら可能じゃないだろうかと
考えてしまった。

外国では、10トンほど吊っていくヘリもあるようだが
最近のコノ不景気でヘリコプターもかなりお得に飛ばせるように
なったみたいだし。

山師でもヘリ集材を経験している人間も限られてるし。
そんなご要望もありましたら、ぜひお声掛け下さい。

最前線で働いている友から、一言コメント

★一度現地入りするだけで100万はかかるらしいからね。
ヘリによっては一時間で100万の売り上げができない現場は採算合わないらしからね~まあ天然林用だけど。

あと街中というか建物はおろか道路上も絶対に通過不可。

ちなみに立米あたり単価は木曽の植林木で3~4万円いまのヒノキは2万円もしない・・・

営林署は山つくりの一環として補助金が出るからやれるだけで材木の値段から考えると

もともとやれるはずがない世界だから★

その通りで、補助金交付が無くては今や日本の山林事業は成り立たない。
木曽の山のヒノキでさえコノ通り。
寂しい限りだ

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愛知県 名古屋市 巨木,大木,ご神木の伐採

ご神木の伐採について
身近な巨木と大木といえば神社やお寺の木ではないでしょうか?
中には樹齢何百年とう木も沢山みられ、昔を想像したり癒されたり
よい感じです。

しかしながら、昨今の住宅環境の変化や老木となり病気になったりして
残念ながら、伐採しなければいけない木も愛知県や名古屋市等多くあるのが
事実です。

都会の真ん中で鎮守の森のは心を癒す大切な場所です。
しかし、このような樹木は巨木で、腐りや枯れている一本の枝の落下や
等でも周りに甚大な被害を与えかねませんので、早めの処置が必要です。
昔からコノ木はあるのに、隣に勝手に道路や建物が建ったのに と
思う事もあると思います。
しかしながら神社やお寺は地域のコミニティー
や緑を守る為の大切な場所でもありますから、適切な管理をしていきたいのもです。
伐採には神主様や氏子さん達との捻密な打ち合わせやお払い等も必要です
神社やお寺さんの敷地内や祠が立っている場所の木々には特に気をつけて
仕事しないと、バチが当たりそうです。

巨木や大木は特に、楽しくしっかり伐採してあげる事が
礼儀と考えて作業させていただきます。

庭師さんや造園屋さん達が”ヤバイ”と感じる領域

伐採作業のお見積もり時にて伐採対象樹木も芽の目の前にして
顔が引きつるようなら、たぶん技術的には無理があるのでは?

実際みてみると、かなりヤバイ場合もあるんですが、多分”木こり”
上がりの人と庭師や造園屋さんの人ではその”ヤバイ”と感じる領域が
桁外れに違っているように、特に思う

切れる・切れないの判断も一緒の事だ

コレを庭師さんや造園屋さんが読んでいたとすると、”そんな事無い!”
と怒られそうだが、

その人の伐採技術や経験値も違うのだからしょうが無いが、考えもせず
見た目で圧倒されてしまうとなると、高木や大径木などは到底、切る事は
出来ない。

伐採工賃が安いに越した事は無いと思うが、施主様は、その人達の技量
を見極めないと、終わってみれば、高くついた。と言う事も多くある

僕なんかは、逆に軽い感じで切っちゃいますよ~なんて言っちゃうので

”大丈夫ですか?”

と聞かれる事もあるのか?

次回からは、ちょっと考える顔をしてみよう

風倒木被害の責任はどこにある?

風倒木被害の責任はどこにある?

台風や強風で木が倒れ、住居等の構造物に多大な被害が出ることも
あります。

管理地の大木が自然災害等で倒れ、隣、近所の家や車等に被害を
及ぼした場合は適切にその樹木を管理していなかった場合等には
管理者責任が生じるようです。(詳しくは弁護士さんへ)

以前から、倒木の可能性や枝葉の落下等が生じている場合には
速やかに、伐採等の適切な処置をしておいた方がよいようです

実際、車や家への倒木でトラブルになるケースも良くあるようです
また、人間に当たる事も有ると考えると、早めの処置が望まれます
大きく、存在感のある立派な木を切るのは、忍びないですが

楽しい生活を長く続けていくには、周りへの配慮も必然かと思います

ちょっとの気遣いでトラブル無く近所づきあいしていきたい物で

抜木作業もしてくれますか?

伐採と一緒に、お問い合わせがあるのが一緒に根っこ
処理(抜く)してくれますか?

施主様のご要望で有れば、処理いたします。
抜根(ばっこん)作業は埋設物や周りの施設への配慮も要りますので

図面等をご準備いただけると助かります。
住宅地内では水道管・ガス管・電気配線等へダメージを与えない為
有ればありがたいです。

大径木等の抜木には重機を用いて行わなければならず、費用も掛かりますので
通常は切り株を出来るだけ低くして、終了です

また、根っこ は皆さんが想像するより、深く大きいですので、全て取り除くとなると
時間も掛かります。道路際等では道路を傷めてしまう可能性もあります。
こうした場合補修費も掛かってしまいますので、慎重にならざるを得ませんが
伐採費用より、抜木費用の方が高くつくこともあります。

リギング”rigging” 索具 とな

アーボリストのシステムを架線の知識で置き換える
リギング”rigging” 索具 とな
要するに、吊り下げつ事の総称かな

ルアーなんかでリグといえばメタルルアーを挿す事から

何かしら、吊る・釣る と日本語的には解釈できそう
ま~英語を無理やり訳すのだから、そんな感じでいいんじゃないでしょうか?
良く、横文字好きな人たちは

ココをリギングして==とか
こっちをアンカーにしてコノ枝をリギングして==とか
スピードラインはこうして・・・(横文字のオンパレード)
お前ら、何人じゃ~とついつい顔は笑って”心の中で叫んじゃいます”が
るリギングとは 吊り下げて降ろすと言う事でOKです。
でも言い方はどうでもいいので、下に落下させず下の構造物を壊さず
安全に降ろせれば結果オーライです。
降ろし方には色々ありまして、コレは大規模索道等で中継を使う
何段にも及ぶ、架線集材と比べれば、構造も規模もコンパクトに
考えればまったく問題ありません。
アーボリスト達によれば、横にずらすと、ドリフト等
それぞれに名前がついているのですが

しかしながら、コミニケーションの手段としては、
ココを横に滑らせて、ちょっと浮かせて、ココまでいったら素早く
降ろして 等 こういう言葉が伝わりやすいし
みんなに伝わりやすい。それが安全の一つでもある
また、使用する機材も1個で何十キロといったものから、数百グラム
にかわるだけで。

天と地ほどの差。 
初めて、クランプ担がされた時は人間の限界を知りましたし・・・
リギングって言葉知らなかったけど、前からやっとるわ==

伐採技術者の減少と日本の林業について想う(その2)

伐採技術者の減少と日本の林業について想う(その2)

その1のつづき

山の爺様衆にイロハを教えてもらうのですが

最初から、チェーンソーや伐採を教えて貰えるはずも無く
集材作業のお手伝いなんかしながら、徐々にチェーンソーの
使い方を教えて?もらえるようになる
使えると言っても、エンジンを掛けて切るという単純な事

しかし、コノ単純作業をこなせるようになるには、ただエンジンを
回せるだけではいかず、チェーンソーの実力を最大限に引き出して
あげる事できなくては、とても山に一人で伐採に行かせる事も出来ない
それは、刃を摺る事 
切れ具合が作業のスピード・体力の消耗 または、命までも危険に
さらす事もあり、一日に何度も何度も刃を摺りこむ。

刃付けなんて簡単でしょう?な事を言われるが
町でシッカリした刃の付いたチェーンソーで作業している人なんて少数ですよ
実は、この基礎作業が出来るまで、実に長い時間が掛かる。

何年やっての、切れてな~い 人もいるんですが
では、どうすれば切れるのか?

切れる刃の 切れ具合を 爺様のチェーンソーを使って試してみたり
どう摺りこむのか”覗き込んだり”する訳だが・・・
ヤスリが悪いのか?角度が悪いのか?
何度やっても 何度やっても
自分のは き・れ・な・い・・・・ と肩を落とす
コレを何年も続けないと、本当のチェーンソーの力が発揮できない
刃が付けれてこそ、やっと伐採の勉強が始まる
排気量の大きいマシーンより、俺のが切れるよ!! こういうのが格好良い

 伐採の基本、このチェーンソー この道具が無いと、始まらないのだが

今の山は ハーベスター(チェーンソー付き重機械)の登場で、チェーンソー
の練習の場が無くなり、一日 ひたすら 玉切り(材木の寸法に合わせて切る)
する事も無くなり、ドンドンレベルが落ちていく。

ドバに積んである材を玉切りし終わったら、終わり的仕事も何度もあり
早く帰りたいが一心で、切って切って伐りまくった事も 今はもう無い・・・
でも、そうやって泥臭く単純作業を繰り返す事で、まるでファイアーダンスのように
チェーンソーが回せるようになり、最前線の山の伐採に入って行く準備も出来た
しかし、今 高性能林業機械の登場もあり、手品師の如く、チェーンソーを
振り回す、名手も少なくなっている

山の最前線でも、そんな状況の中、愛知県の街中 名古屋市みたいな大都会の
町の便利屋や庭師、造園屋さんが伐採といっても
限界がある。

山でさえ、スペシャルな人はごく少数なのだから

いまの時代ハーベスター等の林業機械が必須になり、コノ景気と国産木材の低迷が続き
林業従事者の賃金も低ければ、だれも寄り付かないだろう

”だいたい木曽以外の賃金は余り知らなかったが、今になって
聞くと、みんな安い賃金でよくやってるなと、驚く”
そうしてきちんと、全ての樹木に精通した伐採師の年齢もドンドンと高齢になり。

切り手が居なくならなければいいのだが。
林業の後継者不足が叫ばれて、もうどの位たつのだろう・・・

自然回帰、環境保護という世の中だが 山も無くなり、国も無くなる事のないように
長くなったので、また

 

伐採技術者の減少と日本の林業について想う(その1)

伐採技術者の減少と日本の林業について想う(その1)
最近の環境保護ブームや就職難から良く、テレビやマスコミで、山の暮らしや田舎暮らし、また、林業・漁業・農業といった、第一次産業に注目が集まっている。

とりわけ、林業は山登・渓流釣・ロッククライミング等が趣味で山で
働いても良いかな?的な若者や

人口の減少した山間部の自治体が、住処と働く場所(山仕事)を
用意して、さらに お節介にもお見合いパーティーなるものまで準備し、労働者(住人?)を集めて 久しい

僕が山に行った頃の、山と渓谷上での求人欄のうたい文句はこうだ!

”緑の山と青い空の下、小鳥のさえずりを聞きながら自然の中での仕事です”

良いキャッチフレーズです。(気に入っています)
山仕事にも沢山の種類があるのは、前回もかきましたが当時親友が先に
仕事していて、一度見に来くれば=と言われ、僕は次の週には、

車にシングルベッド一つ積み込んで、勿論分解してですが、宿舎に入るわけですが
自慢じゃないですが、宿舎といっても、古い建物でしたし、ベッドじゃ無いと
寝れなかったので。

そんな若者が何人も居た事でしょう。その殆どが、林業の仕事とは? を知らずに・・・

林業に必要な物

健康な体、

足が不自由や少し腕の動きが悪い等は、重機や集材機
のスペシャルな人にも多く居ましたが、仕事中に被災した人で
健常者でないと、実際厳しい環境に投げ出されます
それも、かなり体力には自信の有る人

今も変わらないとは思うが、多種多様な人間がいて
地元で山をやる若者はごく少数で、全国津々浦々から
やって来た楽しい?人間の寄せ集まり

酒飲み有り、インテリ有り、ギャンブル好き、超マイペース人間
町ではとても暮らしていけない人ばかりだが、それがまた魅力の
一つでもあった

さらに、常に危険と隣り合わせのリスクの高い仕事が多いのですので
注意力の有る人:頭が悪いとかズルイ人間とか、酒好き・パチンコ好き・女好きとか
そんなのは、どうでも良く。

”危険な事が解る人”第6感のある人じゃ無いと長く続ける事が出来ない。

続ける事が出来ない と表現しましたが、 怪我するか・天国行くか・・・

実際現場に出されて、まづ山登り 登山道は当然無くけもの道を歩き
毎日、毎日山の中。
休憩小屋もシートで作った小屋がベースです。
林業従事者の年齢層は大変高く、40才代なんかは、若造で
60~70歳の現役選手が一杯で、コミニケーションなんかも気を使うことも

僕は気にしていなかったけど。
楽しい環境の中、徐々に林業のイロハを習得していくのですが。

 

その2

愛知県・名古屋市 近郊の樹木伐採のサイトマップです。

伐採時の注意点(その2)

伐採時の注意点(その2)

伐採時の注意点(その1)

伐採する、樹木の太さに関わらず遭遇するのは
”喰われてしまう”事

解説しよう!!

喰われるとは:チェンソーのバーを木に挿入しているときに
木の重量がそのままソーバーの上に加かってしまい。ソーバー
が抜けなくなってしまう事である・・

重心が切り込むことにより変化していくのを、バーの抜き挿しで感覚的に
感じて調整しているのが普通ですが、伐採木の径が大きくて中身をぐるりと
抜かないといけないときや、広葉樹で大きく芯をカットするときによくある。

広葉樹等は傾斜している木も多く、用心しているが数センチ~数ミリ
”もうちょっといけるか?”とおもった瞬間 噛まれる等 あるんだよね~

でもまだ

そのまま、倒れなければ(又は切り落とし時は動かなければ、あまり問題
も無い)いいのですが。

コレが、倒し込みの途中や、樹上で枝が離れるときにこうなったら
思い切って”チェンソー”を手から離すことが出来るか??

チェンソーが会社支給であれば、直ぐ放しちゃいますが(笑)

自前の物だったら、最後まで抵抗しますよ。実際何度も有りましたから

ま~伐採時にもってかれたら、半分潰されて はいっ 終了~
新品一台注文下さい、です。ウン10万・・・

樹上では、もう必死にロープにつかまり何とかは外れるのを
待つしか・・・あんまり大きいの無いので、何とか外れちゃいますが
コレ肝心です

ココで 思い切って手を放す これが ”生死”を分ける
冗談抜きで、10万か命か? 命に決まってるけど、

手を放せず 空に飛んでいった人も沢山います。
そんな、寂しい事は嫌なので

なかなか出来なかった、今は 平気で ”ぽいっ”しちゃいます。

安全と健康あっての人生です。
壊れたら、また頑張って買えばいいのだ==

 

 

最近 ナタ(鉈)使わないな~

最近 ナタ(鉈)使わないな~
道具箱から寂しそうにこちらを見ているので、
いや、鉈の使う事無いんだな~ 何でかな~
基本、腰にもぶら下げないし、かわいそうなんですが。

好きな刃物ですよ、僕は山では両刃の鉈を愛用していました

通常は片刃ですよ、こちらも勿論持っていますが、さらに
太鼓の鉈なんてのもあります。

見てみたら、鶴の彫刻はいってるよ、手彫りっぽいし
今新品でも堀モンははっているのか??今度ホームセンターで見てみよう

 

で、両刃は切れが鋭いが直ぐ切れなくなるし刃付けが難しい
片刃は切れはソコソコだけど、タフで刃付けが簡単
太鼓は格好が変わっている(それだけ?)
一昔前は、鍛冶屋さんで長い刃の物を作ってもらって、ぶら下げている
じいさん衆もいました、ちょっと憧れてましたが

また剣鉈:ナイフのデカイのを持っているのもいましたね~
山師には高知:四国の中でも高知の人が多かったなんでかな~

この高知県は刃物の生産が盛んで、よく買ってきてもらっていました。

岐阜には関という刃物の盛んなところがありますが、こちらは工芸品や
繊細な物が得意なのか、なぜか高知産の鉈が人気だった。
今思うと、何に使った? ボサ 草刈り、小枝払い、根っこなんかも
切ってたな・・・

今 使わないな==

でも、街中で刃物ぶら下げてると怪しい人に思われそうだし
銃刀法も厳しくなって、剣鉈なんてもの過去の物になっちゃったし
でも今度使ってあげよう

 

ロアーリング(ロワー) システム:Lowering system

Lowering system

ロアーリング システム
ロワーリング システム

日本語的には、樹上でカットした樹木をロープを巻きつけて
人力で降ろせる程度にまで、重量を軽減して降ろす速度も調整する装置

ロープの仕組みを変えることで、巻き上げも可能(一応・誰もやらない?)

そのオオモトのとなる機械:機械と言うにはオコガマシイ程の
装置を

Lowering Devices という


使用方法は、各自学んで欲しいです、ココに書いてあったからこうなった
と言われると、ヘコムので

この中心の丸いドラムと棒にロープを巻きつけ使用する。時には2つにしたり
3つにしたり、ドラムの数をかえると、それだけ使用できるロープがふえて
色んな事ができるが、通常は1~2個あれば十分かと思う。
木こり的には、株や切り株、または根や枝等を使って、同じ仕掛けが出来る。

まさしく究極の原始的装置、意味さえ理解すれば使用方法は簡単。

Lowering system=安全に下げ降ろしできる仕掛け

ということ。しかしちょっとした工作物なのに、日本で買うと高い!
高すぎる、自作も簡単ぽい。。。

伐採時の注意点 その1として

木の泣き声を聞かないようにする事
素材生産から、除伐・支障木伐採と仕事の内容は変化してしまったが
今でも、心がけている事が、小さな木も大きな木同様に
丁寧に、伐採するという事。

これは、山の”じい様”によく言われた事だ、年齢も70を超えて
いたので、何度も何度も聞かされたのだが、お陰で作業時にはいつも
思い出す。

その”じい様”の口癖は 「上よし・下よし・周りよし」といって

頭上に危険は無いか? 伐採時に落ちてくる枝等・つる草は大丈夫か?

伐採木の周りはキレイにしてあるか?、傾斜地では根お越しを起こさない地質か?

退避場所までスムーズに移動できるか?

の3原則

この中で、意外と小さな雑木は面倒くさくて、斜めにカットしてあり
弓矢の矢のように尖って、残してある木も、ベテランでも良く見かける。

ちょっとの差では、あるが、そういう人はやっぱり怪我が多い。

街中では、殆どが小径木で雑になりやすいが、これは注意が必要だ
また、切り倒すときに、木が最後の断末魔も如く”一鳴き”する事も
気をつけないと、いけない。といか木に悪いと思う

素材生産として今後、建築材料として使われなくても、最後はキレイに切り倒して
やりたい。

中心部分にしっかり、ノコ”刃”が入っていないと良く、芯抜きによる

”キュイーン”

と泣き声とも聞こえる音をだして倒れていくのだが、これは木に大変失礼
にあたるし、伐採者としても、心が痛む、せめて最後はキレイにカット
してやりたい。

また、どういうことか、子の音は谷を越えて聞こえる事もあり、不思議
その樹木にとってコイツに切られるならばしょうが無いかと思われれば幸いだ

伐採時の注意点 その2

楠木(くすのき)の大径木(たいけいぼく)の伐採について

楠木(くすのき)の大径木(たいけいぼく)の伐採について

 愛知県内で巨木の代表例としての一番はやはり楠木でしょう。 地域の神社や寺の境内や学校等でも比較的容易に出会うことの 出来る大きな木で、身近な存在です。

楠木はご存知の通り 樟脳:タンスの防虫剤の匂い として使用されていますので、
切り粉が匂う匂う 薬として昔から利用されている 身近な巨木です

 また、比較的丈夫な樹木で道路脇の街路樹としても使われています しかし、この丈夫さと成長の早さから、手入れのされていない木が 多く見られるのも、事実で気づいた時には、かなり大きくなって 手に負えないとか、いたるところが痛んで枯れていてる木も良くあります。

この楠木が生えている場所も神社の社脇や建物のすぐとなり、はたまた 崖のすぐ脇だったりで、技術的や精神的にタフな事が多いのです。

 重機等の高所作業車が入れるところだったら、まだ少し楽なのですが 意外と、マンパワーのみの現場も多く、時間も掛かってしまいます。

さらに、大きな木がおおいので、枝といえどカナリナ重量物になり、枝一本の 落下でも、保護対象をに致命的になる伐採作業となり緊張の連続です。

半分以上は樹上の作業で、楽しいと言えば楽しいのですが・・・

今日も大きな 楠木を見てきましたが、枝の状態が悪く長年手入れもされていない様子 幸い、小型のラフターなら入れそうなので、気分的には楽ですが、

早く 綺麗にしたほうが言いと思うのだけれど、どうなることやら。 綺麗にしましょう!! ねっ 次の世代にも残したいですよ、僕も==

アーボリストと木こりの違い(その2)

アーボリストと木こりの違い(その2)

前項では、基本的には”アーボリスト”ってこうかな?的私的な
意見で見てみましたが

アーボリストなる言葉や技術が日本でもより多くの作業者
のスタンダードになるには難しいかも知れませんが、ともかく

紹介してくれた方たちには、感謝です。

で、”木こり”に関しては経験十分??ですから、”アーボリスト”との
違いなど。

アーボリストが伐採と樹木医の両方を備えていると書きましたが

基本的に”木こり”は木材搬出作業のみに能力の全部を注いでいます

勿論、平地の平らな畑のような地形では日本は残念ながらありませんので
道をつけたり、架線を作ったり(木をつり出すロープーウェイ)しての搬出作業
と、木の伐採作業です。

テレビで木に登り、枝打ちや除伐作業や下草刈りや苗植え作業は、森林規模の大きな
木曽谷を始めとすろ地域では、別にそれを専門にしている、人達がいました。

印象に残っているのが:その人たちが、よく”爺さま”達にこう言われたそうです

小便する暇があったら、もう一本植えろ!!と (苗付けの事らしいですが)
一本幾らでの請け負いだそうです:それぐらい一生懸命やれ、とポジティブに考えておきます
それを聞いて、その仕事だけは嫌だなっとずっと思ってました
話はもどって、地形も複雑に入り組んでいて、一見傾斜角度が同じに見えても山に入ると
それぞれに、違い伐採木をどの方向に倒しておくかで搬出速度も変わり、それが
経費に換わるわけで、十分に経験を積んでからしか伐採は任せなれない作業です
しかし、山ですので保全施設等はまず無いですから、最悪どの方向に倒そうが
、手間は掛かるが、搬出は可能なんですが、その木が搬出された後は商品になるわけですから
商品価値を最大限に高めて搬出しなければいけません。

伐採樹木に関して、”芯抜け”や”裂け”を樹木の種類によって見分け、適切な伐採方法を
とり、切り倒せて始めて”木こり”と呼ぶ事が出来ると思います

どの木をどう切るかは、企業?秘密です、山で修行した人は解ると思いますが、町の皆さん
にはたぶん わからないでしょうから(秘密)

さらに、今では間伐と育林が組み合わせで、伐採木以外の樹木に伐採によりダメージを
極力抑えて搬出しなければと、さらに伐採技術が求められています

しかし、嬉しい事なのですが山にも高性能林業機械の導入により、チェーンソーの基礎を
みっちり学習するとこの出来る、搬出後の”さい寸作業、カット”まで機械でやってしまい
曲芸の如く、チェーンソーを使う事の出来る人も少なくなってきました
という事で、地面に近い所での伐採技術に長けているのが日本的”木こり”
樹上での伐採に長けているのが”アーボリスト”なのか
この二つの要素を兼ね備えている人は日本にも今の所、数人でしょう
基本のチェーンソーが使えない人が多いのが残念です。
で、僕は両方を目指して安全に楽しませてもらいましょう
安全第一主義です