伐採技術者の減少と日本の林業について想う(その1)

伐採技術者の減少と日本の林業について想う(その1)
最近の環境保護ブームや就職難から良く、テレビやマスコミで、山の暮らしや田舎暮らし、また、林業・漁業・農業といった、第一次産業に注目が集まっている。

とりわけ、林業は山登・渓流釣・ロッククライミング等が趣味で山で
働いても良いかな?的な若者や

人口の減少した山間部の自治体が、住処と働く場所(山仕事)を
用意して、さらに お節介にもお見合いパーティーなるものまで準備し、労働者(住人?)を集めて 久しい

僕が山に行った頃の、山と渓谷上での求人欄のうたい文句はこうだ!

”緑の山と青い空の下、小鳥のさえずりを聞きながら自然の中での仕事です”

良いキャッチフレーズです。(気に入っています)
山仕事にも沢山の種類があるのは、前回もかきましたが当時親友が先に
仕事していて、一度見に来くれば=と言われ、僕は次の週には、

車にシングルベッド一つ積み込んで、勿論分解してですが、宿舎に入るわけですが
自慢じゃないですが、宿舎といっても、古い建物でしたし、ベッドじゃ無いと
寝れなかったので。

そんな若者が何人も居た事でしょう。その殆どが、林業の仕事とは? を知らずに・・・

林業に必要な物

健康な体、

足が不自由や少し腕の動きが悪い等は、重機や集材機
のスペシャルな人にも多く居ましたが、仕事中に被災した人で
健常者でないと、実際厳しい環境に投げ出されます
それも、かなり体力には自信の有る人

今も変わらないとは思うが、多種多様な人間がいて
地元で山をやる若者はごく少数で、全国津々浦々から
やって来た楽しい?人間の寄せ集まり

酒飲み有り、インテリ有り、ギャンブル好き、超マイペース人間
町ではとても暮らしていけない人ばかりだが、それがまた魅力の
一つでもあった

さらに、常に危険と隣り合わせのリスクの高い仕事が多いのですので
注意力の有る人:頭が悪いとかズルイ人間とか、酒好き・パチンコ好き・女好きとか
そんなのは、どうでも良く。

”危険な事が解る人”第6感のある人じゃ無いと長く続ける事が出来ない。

続ける事が出来ない と表現しましたが、 怪我するか・天国行くか・・・

実際現場に出されて、まづ山登り 登山道は当然無くけもの道を歩き
毎日、毎日山の中。
休憩小屋もシートで作った小屋がベースです。
林業従事者の年齢層は大変高く、40才代なんかは、若造で
60~70歳の現役選手が一杯で、コミニケーションなんかも気を使うことも

僕は気にしていなかったけど。
楽しい環境の中、徐々に林業のイロハを習得していくのですが。

 

その2

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